北海道警は14日、インターネットオークション詐欺を計画し、架空の銀行口座を開設するため他人名義の住民票を取得、架空の住民票を偽造したなどとして、函館市の17歳の高校生3人を有印公文書偽造・同行使などの疑いで逮捕した。

高校生のA、B、Cの3人は、インターネットオークションを利用した詐欺を行うために役割を分担。まず、Bが銀行口座を開設するため、今年4月中旬ごろに他人名義の住民票を取得。Aはこの住民票を偽造し、今年5月下旬ごろに架空の名義人の住民票を銀行に送付して、銀行口座を開設した疑い。

さらに、架空名義人の郵便物の留め置き手続きをすべく、今年5月~6月にかけ、Aが架空名義人の社員証を作成。Cが社員証に記載した架空名義人の不在届を偽造し、郵便事業株式会社函館北支店に提出し、郵便留め置き手続きを行った疑い。

共同通信によると、3人は進学校として知られる函館ラ・サール高校の生徒という。

北海道警は16日、函館地方検察庁に3人を送致した。