米Sun、仮想化製品のxVM Server 1.0とxVM Ops Center 2.0の提供を開始

    Junya Suzuki  [2008/09/11]

    米Sun Microsystemsは9月10日(現地時間)、同社仮想化(バーチャライゼーション)製品の「Sun xVM Server 1.0」「Sun xVM Ops Center 2.0」の2つを発表した。xVM Serverはサーバ環境向けのハイパーバイザで、Xenをベースにしている。両製品ともにxVMserver.orgで開発が進められており、GPLv3でOSSとしてソースコードが公開されている点が特徴。xVM Server単体ではシングルノードのサーバを対象としているが、Ops Centerとの組み合わせでデータセンター全体を包含する仮想化のスケーリングが可能となる。

    今回発表された2製品は、同社の仮想化戦略「Sun xVM」の中核を成すもの。すでにリリースされているSun xVM VirtualBox 2.0とd Sun Virtual Desktop Infrastructure (VDI) 2.0を合わせて、Sun xVMの4つのポートフォリオすべてが揃ったことになる。Sun xVMはx86とSPARCの両プラットフォームをサポートしている点が他社の仮想化製品にない特徴で、サポートするOSもWindowsやLinuxに加え、Solarisも含まれる。これにより、すでにSolarisベースのシステムを運用するユーザーが、そのまま仮想化環境へとシームレスに移行することが可能だ。またVMwareのバーチャルHDDやイメージファイルとも互換性があり、VMware ESXとSun xVMとの間で仮想マシン(VM)のワークロードを簡単に移動できる。

    そしてOps Centerが2.0にバージョンアップしたことで、ハードウェア・インフラの管理だけでなく、仮想化されたインフラで動作するすべてのVMインスタンスを管理することが可能になった。特に数千単位でサーバが地理的に分散配置されているような環境において、Ops Center上ですべての仮想化状況を把握し、一連のライフサイクルを管理することができる。管理者向けには、Webブラウザベースの統合管理ツールが提供される。

    価格はxVM Serverが単位サーバあたり年間料金が500ドル、スケーリングが可能な上位版のxVM Infrastructure Enterpriseが単位サーバあたり年間料金で2000ドル、すべての管理機能が利用できる最上位版のxVM Infrastructure Datacenterが単位サーバあたり年間料金で3000ドルとなる。xVM Ops Centerは管理対象の単位サーバあたり100ドルで、年回最大350ドル。また大量のサーバを管理するユーザー向けにSatellite Serverの年間サブスクリプションが1万ドルで提供される。すべてのサブスクリプションに対し24時間365日のサポートが提供される。

    xVM Serverは現在、xVMserver.orgから早期アクセス版としてソースコードのダウンロードが可能となっている。またxVM Server 1.0のバイナリやSDKの提供も準備が進められており、近日中にダウンロード提供される見込み。

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