英国の広告監視機関であるAdvertising Standards Authority(ASA)は27日(現地時間)、米Appleの携帯電話「iPhone」のTV広告に対し、放映禁止命令を出した。「インターネットのすべて」というフレーズが消費者を誤解させるという。
問題となったのは、CM中の「all the parts of internet are on the iPhone(iPhoneにはインターネットのすべてがある)」というフレーズだ。
ASAによると、2人の視聴者から、iPhoneはFlashとJavaをサポートしていないが、これが利用できないiPhoneでインターネットのすべてにアクセスできるという主張は誤解を招くという苦情があったという。
ASAの調査に対し、Appleは「WAPやサービスプロバイダが選択したサービスにしかアクセスできない通常の携帯電話と対比しての、あらゆるインターネット上のWebサイトが利用できるiPhoneのメリットを強調するのが広告の目的である」「iPhoneには、完全なインターネットアクセスがある」などと回答したという。
Appleはまた、iPhoneが搭載するブラウザ「Safari」は家庭や職場のコンピュータと同様、オープンなインターネット標準で構築されており、CSS、JavaScript、Ajaxなどのオープンな標準言語をサポートしている、と説明。だが、FlashやJavaはプロプライエタリな言語あるいは技術であり、オープンソースではない上、Safari上で表示するにはプラグインや別途ダウンロードが必要であり、Safariはすべてのサードパーティのソフトウェアの互換性を確約できない、とも説明したという。
JavaとFlashは「iPhoneで有効にしない」と決定した技術の一例であり、この広告は技術に関する詳細、機能、プラグインが主題なのではなく、ユーザーがさまざまなWebサイトを訪問し、利用できるという点にある、とAppleは述べたいう。
ASAはこの回答に対し、Appleの広告コンセプトは理解できるが、「You'll never know which part of the internet you'll need(インターネットのどの部分が必要になるか、想像もできない)」というフレーズと、それに続く、「all the parts of internet are on the iPhone(iPhoneにはインターネットのすべてがある)」は、すべてのWebサイトにアクセスでき、そのまま閲覧できるという意味合いを含むと判断した。この広告は、制限について説明がなく、PCでアクセスしているコンテンツのすべてをiPhoneで見れると視聴者に期待させるものだとし、iPhoneのインターネット機能について誤解させる表現を含む広告だという結論に達したと説明している。
ASAでは、英国内でAppleが現在のままで同CMを放映することを禁じている。
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