ダイハツ、軽自動車「ムーヴ コンテ」を発売

ダイハツ工業は25日、"居心地のよさ"をテーマに開発した新型軽乗用車「ムーヴ コンテ」、「ムーヴ コンテ カスタム」を発売した。価格は103万9,500円から167万4,750円。

「ムーヴ コンテ」は、空間消費志向やシンプル志向などのニーズをとらえ、"居心地のよさ"をテーマに開発。「ムーヴ」の基本性能を受け継ぎながら、おしゃれな遊び心をプラスしたスタイリングにまとめている。また、艶やかさを身にまとった「ムーヴ コンテ カスタム」も設定した。なお、「コンテ」の名は"Continuity"や"Comfortable Interior"から取っている。

ムーブ コンテのエクステリアは、小刻みな造形や加飾を廃した大胆な面構成とすることで、クリーンでモダンなスクエアスタイルを実現。面取り処理で、新鮮な印象をプラスした。ボディカラーは全9色が用意される。インテリアデザインは水平基調とし、インストルメントパネルからドアトリムにつながるアクセントカラードライン(レッド)で広がり感を演出。内装色にはウォームグレー、ブラック(オプション)とした。

ムーブ コンテ カスタムは、都会的な艶やかさと押し出し感の強さを追求。縦型2灯式のディスチャージヘッドランプ(ロービーム)や、スモークアクリルとメッキモールを組み合わせたフロントグリル、フロントエアロバンパーで迫力あるフロントフェイスを実現した。サイドストーンガードやリヤエアロバンパー、ローダウンサスペンションなども用意される。室内色はブラックを基調としている。

シートには、軽自動車唯一となるを電動スライドシートを採用(一部モデルを除く)。電動で後方へスライドするほか、スイッチひとつであらかじめ登録したシートポジションにスライドする。スクエアなボディの特長を生かし、運転者のアイポイントからフロント上部まで765mm、室内高は1,350mmを確保した。また、ダッシュパネルやカウルなどのボディ構造の改良や防音材の最適化により、振動やロードノイズを大幅に低減。合わせて安定した車体挙動となるチューニングを施し、日常利用でのソフトな乗り心地を実現した。

エンジンは連続可変バルブタイミング機構付きの自然吸気とターボが用意され、2WDの自然吸気+CVTモデルは、23.0km/Lの燃費を実現している(10・15モード)。衝突安全ボディを採用しており、前面フルラップ55km/h、前面オフセット64km/h、側面55km/h、後面55km/hの衝突実験においても安全性を確保しているという。そのほか、運転席/助手席のデュアルSRSエアバッグ、プリテンショナー&フォースリミッター機構付きフロントシートベルト、衝撃吸収ステアリング、ブレーキペダル後退防止機構などを標準装備する。