京セラコミュニケーションシステムは、リモートアクセス端末認証・検疫サービス「CAREN」(Controlled Access to Remote Enterprise Networks)を9月1日より提供すると発表した。同社では、これまでユビキタスアクセスをコンセプトとした「KWINS」や「NET BUREAU」などの“KCCSモバイルオフィスソリューション”を提供してきた。

今回発表した「CAREN」は、インターネットなど社外ネットワークから社内イントラネットへアクセスする際に、事前に許可されたPC端末であるかどうかを、MACアドレスやUUIDなどの端末情報を元に“端末認証”することができる。また、ユーザーやグループごとに、固定ID/パスワード認証やワンタイムパスワード(ハードウェアトークン・トークンレス)によるユーザー認証と端末認証を組み合わせることもできる。

さらに、Windowsセキュリティパッチやアンチウィルスソフトウェアの適用状況によりアクセスを許可しないなど、企業のセキュリティポリシーに準じた検疫が可能なほか、認証・検疫・接続履歴を分析したレポートも出力できる。

月額利用料金は、契約期間が3年の場合税込みで、50IDで10万5000円から、1000IDの場合78万7500円からとなっている。