佐藤B作演出・三谷幸喜脚本の舞台『戸惑いの日曜日』(『アパッチ砦の攻防』より)の公開リハーサルが19日、都内にて行われ、佐藤B作、西郷輝彦、石野真子、元モーニング娘。の中澤裕子らが出席した。

同作は、1996年に初演されて以来、再演を重ねている人気作で今回で上演は5回目。高級マンション「フォートネス・アパッチ301号」のリビングルームを舞台に、父と結婚を控えた娘の会話を中心として展開されるコメディとなっており、次から次へと301号室に訪れる登場人物たちに、西郷、石野、あめくみちこ、中澤らが扮する。

上段左から、あめく、石野、中澤
下段左から、升毅、佐藤、西郷

5月に胃がん手術を行った佐藤は、演出と主演を務める予定だったが、今回は演出に専念。公開リハを観た感想として「観ていていい芝居だなと実感できた。今日は酒を飲みます!」と宣言し、「体調は良いですね。升毅さんが代役に決まってからどんどん良くなっています(笑)」と話し、笑わせていた。

一方、結婚を控えた娘役を演じる中澤は、「(公開リハは)緊張したけれど、お稽古と違ってB作さんと距離があるので、ホッとしました。明日の本番に向けて早く寝たいです」とコメント。また、モーニング娘。では最年長メンバーとしてリーダーを務めていたが、この中ではいちばん若いですよね? という報道陣からのツッコミに「そう言わなくても!」と反論しつつも「まぁ、年齢的にもキャリア的にも若手ですね(笑)」と認める一幕もあった。

最後に佐藤が、「僕は(出演を)挫折してしまいましたが、出演陣はみんなサイコーです。五輪選手だけではなく、我ら俳優陣も頑張っているので是非見に来てほしいです」とまとめていた。

『戸惑いの日曜日』は、2008年8月20日(水)よりグリーンホール相模大野でのプレビュー公演を皮切りに、京都・新潟・東京にて全21公演開催。