水戸市立博物館は10月11日から11月23日まで、鉄道から昭和時代を振り返る特別展「激動の昭和鉄道史」を開催する。茨城・水戸を中心に「激動の昭和時代」を鉄道という側面から検証するという内容で、入場料は200円(ただし高校生以下、65歳以上、身体障害者手帳・療育手帳所持者と付き添い1名は無料)。

昭和時代を駆け抜けた485系の引退記念列車「さようならひたち」号

水戸市周辺の鉄道は常磐線を基軸に発達し、昭和時代は水郡線の国有化や、水戸電気鉄道の開業、茨城交通の路線網が拡大といった動きがあったという。昭和33年には上野と青森間を結ぶ常磐線初の特急「はつかり」が誕生し、戦後復興を印象づけたという過去もある。昭和後期には国鉄路線の無煙化、電化が完成しており、今回の特別展ではこれらの節目を押さえつつ、不況から近代化、戦争と破壊、復興へと、鉄道を取り巻く情勢を証明する写真や資料が公開される。詳しくはこちら

今年は「はつかり」誕生から50年にあたる

なお、水戸市博物館では昭和30年から40年代前半までの鉄道写真を募集中。応募者全員に展覧会の招待券をプレゼントするとのこと。写真はキャビネサイズに引き伸ばした上、応募者のメッセージ付きで展示される。写真の応募期間は8月31日まで。写真募集の詳細はこちら

日本初の特急形気動車キハ81系は「はつかり」でデビューした