Firebug 1.2リリース間近、Firefox側も支援機能を追加

    後藤大地  [2008/08/18]

    Google, Steve Souders氏が開催したFirebug Working Groupミーティングの概要が同氏のブログで報告されている。Steve Souders氏は現在はGoogleに就職しているが、以前はYahoo!に勤務しており、Webサイトパフォーマンス分析ツールYSlowの開発を手がけていた。YSlowはFirebugで動作するエクステンション。

    Firebug Working Groupの目指すところはFirebugプロジェクトを支援するボランティア組織を作っていくことにある。しばらく新バージョンが登場していないFirebugだが、Firebug自身の進歩を望む声は多い。Firebug Working Groupには支援体制を強化しFirebugの開発ペースを向上させたい狙いがある。

    同ミーティングのメモによれば、次期Firebug 1.2は2008年8月中のリリースになるのではないかとみられる。Firebug 1.2はパフォーマンスと安定性を改善したリリースになる予定。Firebug Liteについても触れられており、Firebugが動作しないブラウザ向けの試験ツールとして今後も開発が支援されることになりそうだ。さらに先のリリースとなるFirebug 1.3は2008年10月か11月の公開を目指しており、内容としては次の取り組みなどがあげられている。

    • テストメトリックの自動化
    • エクステンションAPIの変更と互換性依存の整備
    • Firebugそのものをより細かいエクステンションへ分割
    • 新しいCSSルールの追加
    • バウンドDOMイベントハンドラビューの追加
    • ページにおけるスクリプトやスタイルのパーシスト機能
    • 関数定義の変更機能
    • ダイレクトJSONサポート
    • XHRバリデータの追加
    • JavaScriptによるFirefoxクラッシュ時のレポート機能

    MozillaがFirebugの支援を表明しているように、Firebug 1.3以降ではFirefoxにもFirebug向けの機能が追加されることになるとみられる。FirebugはFirefoxを開発用ブラウザとして採用させるキラーアプリケーションにもなっているため、よりFirebugが動作しやすい機能をFirefoxに追加していくことには意味がある。早ければFirefox 3.1には対応機能が追加されることになるようだ。

    Firebug 1.2はおもにパフォーマンス向上と安定性改善を目指したものになるため、1.1からの移行はそれほと難しくなさそうだ。Firebug 1.3はAPIや構造が変更となった場合、Firebugをベースとしているエクステンション側での対応も必要になるだろう。今後どういった開発方向に進にせよ、Firebugの開発が再び活発になってきたことは興味深く、今後も注目しておきたい。

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