自宅のiTunesライブラリにiPhoneからアクセスできる「Simplify Media」が公開

Simplify Mediaは14日 (米国時間)、遠隔地からiTunesライブラリへのアクセスを可能にするアプリケーション「Simplify Media」のiPhone / iPod touch版をリリースした。iTunes Store内の「App Store」経由で提供され、先着10万ダウンロードまで無償、以降は3.99米ドルで販売される。

Simplify Mediaは、IPネットワーク上でサウンドライブラリの共有を実現するソフトウェア。iTunes 7.x以降が動作するMac OS X 10.4以降およびWindows XP SP2以降 (Winamp 5.35 / 5.5も可)、またはRhythmboxが動作するUbuntu Linux 8.04で稼働させると、iTunesなどのサウンドライブラリに遠隔地からアクセス可能になる。

今回リリースされたiPhone / iPod touch版は、Simplify Mediaのクライアントソフトという位置付け。iPhone / iPod touch上の楽曲を公開する機能はないが、無線LANまたは3G回線を経由し、外出先から自宅で稼働するコンピュータのサウンドライブラリに接続できる。なお、iTunesの共有機能は同一サブネット内のみ接続可という制限があるため、通常は外出先からアクセスできない。

Simplify Mediaがサポートするファイルフォーマットは、MP3とAAC、WMA、およびApple Lossless。ただし、iTunes Storeで購入したDRM付きの楽曲は再生できない。サウンドファイルに埋め込まれたメタデータには対応しないが、アートワークやアーティストのプロフィールは提携するサイトにある情報が表示される。

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アーティストのプロフィールも表示できる