デルは、「Dell/EMC CX3-10c」の後継機種となる第4世代のミッドレンジ・ストレージ・システム「Dell/EMC CX4ファミリ」4種類を発表した。最大ドライブ数は、従来製品の2倍に相当する960台まで搭載可能で、UltraFlex により、必要に応じた拡張が可能だという。
CX4アレイでは必要に応じて容量が自動的に割当てられる仮想プロビジョニング(2008年10月以降に対応予定)、必要な電力のみを消費する可変速ファン、7,200 rpmドライブと比較して消費電力が32%低く抑えられる5,400rpmの1TBのSATAドライブ等により、同等の性能を持つファイバチャネルドライブと比較して大幅に消費電力を削減できるという。
また、2世代前までのDell/EMC CX、およびCX4モデル間でデータを保存したままアップグレードを行うことができるという。
今回発表されたのは、「CX4-120」「CX4-240」「CX4-480」「CX4-960」の4種類で、主な仕様は以下の通り。
機能 | CX4-120 | CX4-240 | CX4-480 | CX4-960 |
---|---|---|---|---|
CPU数 | 2 x 1.2G DC Xeon | 2 x 1.6G DC Xeon | 2 x 2.2G DC Xeon | 4 x 2.33G QC Xeon |
キャッシュ | 6 GB | 8 GB | 16 GB | 32 GB |
コネクティビティ | 4Gbit FC & 1 Gb iSCSI | 4Gbit FC & 1 Gb iSCSI | 4Gbit FC & 1 Gb iSCSI | 4Gbit FC & 1 Gb iSCSI |
最大ディスクドライブ数 | 120 | 240 | 480 | 960 |