日本HPは、PCのサポート体系「HP Total Care」に、迷惑メール対策、盗難PC追跡、専用コール窓口の3つのサービスを追加したと発表した。

追加されたサービスは、迷惑メールのフィルタリングを行う「HP Eメールフィルタ」、ノートPCを外出先などで紛失した際に、所在情報をメールで通知する「HP Care Pack PCトレーシング」、ユーザー専用コールの窓口を設置する「HP Care Packプライオリティアカウントサービス」の3種類。

「HP Eメールフィルタ」は、日本HPとシマンテックが提供するEメール管理のホスティングサービス。受信メールは、HP Eメールフィルタサーバでフィルタリングした後にユーザーに送信される。また、24時間365日体制でモニタリングや電話によるサポートを提供するほか、メールサーバがダウンした際に、最大5日間までメールを蓄積して再送信するスプーリング機能を備えている。価格は、1アカウントあたり1年間で3,150円(税込)で、9月より提供が開始される。

「HP Care Pack PCトレーシング」は、2つのサービスレベルが選択可能で、スタンダードの「シルバー」では、紛失したPCがインターネットに接続されるとIPアドレスやホスト名などの情報が指定のメールアドレスに送信される。ワンランク上の「ゴールド」では、「シルバー」の内容に加えてハードディスクドライブ内のデータに対し、リモート消去命令を発行して情報漏えいのリスクを低減する。価格は、1アカウントあたり1年間で、シルバーが2,100円(税込)、ゴールドが5,775円(税込)で、7日より提供が開始される。

「HP Care Packプライオリティアカウントサービス」も、2つのサービスレベルが選択可能。「シルバー」では専用コール窓口による受付、ハードウェア優先修理対応、PCの台数や構成、障害履歴などのシステムプロファイル管理を行う。「ゴールド」では「シルバー」の内容に加えてユーザーの障害管理担当者(TAM:テクニカル・アカウント・マネージャ)が任命され、問題解決を支援。また、障害対応報告書の提出や改善提案なども実施する。価格は、1000人の場合1サイトあたり1年間で、シルバーが157万5,000円(税込)から、ゴールドが262万5,000円(税抜)からで、7日より提供が開始される。なお、このサービスはPC1,000台以上での契約が前提となっている。