象印マホービンは31日、真空内釜圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」シリーズの新モデル「NP-LT10」「NP-LT18」を発表した。発売は9月1日の予定で、価格は最大炊飯容量1.0LのNP-LT10が9万7,650円、同1.8LのNP-LT18が10万800円。

加圧エンジンの高速化により、さらに効果的な圧力蒸らしが可能となった「NP-LT10/18」

両製品は、「NP-LS」シリーズの後継となる、真空内釜圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」の最上位機種。新モデルでは、加圧エンジンのスピードを従来機種よりも10%向上している。極め炊きシリーズには、「圧力むらし」機能が搭載されている。これは、蒸らし工程中に圧力をかけることで余分な水分を飛ばし、米の味を引き締めるというものだが、従来機種では蒸らし工程中には、2回しか加圧できなかった。新モデルでは、新エンジンの搭載により、3回の加圧を実現。これにより、従来よりもさらにう弾力のある炊きあがりを実現するという。

ディスプレイに視認性の高い有機ELを採用

さらに、時間をかけて米への水の浸透を行う「熟成炊き」コースを新たに追加(米への浸透時間は40分)。米の芯からアルファ化するため、甘みのある炊きあがりになるという。また、表示パネルに、圧力IH炊飯ジャーとしては業界初となる有機ELを採用。従来機種に搭載されていた液晶パネルよりも、視認性が向上している。採用されている内釜は、「真空遠赤釜」を採用。魔法瓶でも使用されている真空層により、熱を外に逃がさない。また、内釜と内蓋は遠赤セラミックコートが施されており、炭で炊いたときと同じ92%の遠赤外線が全方向から放射される。

NP-LT10/18の主な仕様 NP-LT10 NP-LT18
炊飯時消費電力 1230W 1350W
2008年度省エネ基準達成率 100% 102%
サイズ 25(W)× 21(H)×37(D)cm 28(H)×24.5(H)×40(D)cm
質量 6.0kg 7.0kg