KTMジャパンは31日、654cc単気筒の「LC4」エンジンを搭載する2009年モデルとして、新たに「690エンデューロR(690 Enduro R)」を発売すると発表した。発売時期は2008年冬以降になる模様。日本に導入されるモデルの詳しいスペック、価格に関しては現在のところ未定。

KTM 690エンデューロR ※イメージカット

KTM 690エンデューロR

KTMは、モトクロスやエンデューロレースなどでの活躍を足がかりに、現在はロードモデルも発売するオーストリアの二輪メーカー。「LC4」は同社の大排気量水冷単気筒エンジンの名称だが、2007年に新型へと生まれ変わった。同エンジンを搭載するモデルとして、すでに「690スーパーモト(Supermoto)」、「690デューク (Duke)」、「690 SMC」、「690エンデューロ (Enduro)」などが発売されているが、今回の「690エンデューロR」は、「690エンデューロ」の上位モデルとして新たに追加されるもの。

「690エンデューロR」は、最新鋭のフューエルインジェクション・テクノロジーを採用し、低排ガス性と省燃費性を実現すると同時に、62hpのハイパワーを達成。ボディ回りでは、ストロークを延長したサスペンション、新開発の超軽量コックピット/フロントマスク、新設計フロントフェンダーなどを搭載した。前後タイヤには、ピレリ「MT21」を採用している。