三洋電機は、Xactiシリーズのハイビジョンムービーカメラ「DMX-HD800」を発表した。発売は8月22日。価格はオープンで、推定市場価格は5万円前後。

DMX-HD800 (左から)ブラック、ピンク、ゴールド

同製品は、DMX-HD700の後継となるハイビジョン撮影が可能なムービーカメラ。画像処理エンジンはDMX-HD1010に搭載された「プラチナΣエンジン」へ変更され、Xactiシリーズでは初となる「3次元デジタルノイズリダクション」を搭載。ノイズ除去処理に加えて動き判定をすることで、ランダムノイズの低減を図った。さらに、高速読み出しが可能なCMOSセンサーの採用によって、800万画素/200万画素での「連写」機能を追加した。そのほか、映像圧縮コーデックアルゴリズム、ガンマ特性やエッジ処理によって、さらなる高画質化を実現。暗所における最低被写体照度は、従来機が約13ルクスに対して約12ルクスに、高感度モードでは約5ルクスに対して約3ルクスへと向上した。

別売りのAV接続アダプタにXacti本体を接続して映像の画質比較 左がDMX-HD800、右が従来機

親指だけで簡単に操作できる

片手に納まるコンパクトサイズ

顔検出機能では、検出時に使用するデータベースを従来機の約5倍に拡大することで、斜めの顔でも検出が可能となった。また、動画撮影中でも顔を追尾して検出する機能を追加した。また、付属ソフトウエアの「Adobe Premiere Elements 4.0」を介して、YouTubeへの動画アップロードが可能な環境も整えた。ムービーのフォーマットはMPEG-4 AVC H.264。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。最大8GBまでのメディアに対応。5倍の光学ズーム搭載で(35mm換算で38mm~190mm)、明るさはF3.5~F4.7。撮像素子は、1/2.5型 約800万画素相当のCMOSセンサー。静止画は最大4000×3000ピクセル、動画は最大1280×720ピクセル(30fps、9Mbps)での撮影となる。