Juniper Networksは17日(米国時間)、年4回実施しているJUNOSソフトウェアのリリースがちょうど10年目を迎えたことを発表した。JUNOSは高性能ネットワークを実現するための専用OS。FreeBSDをベースにして開発されている。

JUNOSは複数のプラットフォームで動作する単一のOSだ。モジュラソフトウェアアーキテクチャを採用し、そこに対して徹底的に試験された高可用性ソフトウェアが提供されるという特徴がある。この10年間、同社は単一のプラットフォームで連続性のあるソフトウェアを提供しつつ、カスタマから要求されるパフォーマンスやスケーラビリティを実現してきた。

最近、FreeBSDにおけるMIPS移植が活発に進められているが、これにはJuniper NetworksがFreeBSDをMIPSに移植した成果を開発者に提供したという背景もある。新しいJUNOSはFreeBSD 6.1以降をベースとしており、開発コミュニティとの関係を持ちながら今後も開発が継続されていくとみられる。