Blue Coat、Packeteer買収後の事業戦略説明会を開催

      [2008/07/17]

    WANアプリケーションデリバリおよびセキュアWebゲートウェイを提供するBlue Coat Systemsは17日、都内で記者会見を開き、2008年6月に完了した米Packeteerの買収以降の同社の事業戦略について説明を行った。

    Blue Coat SystemsのPresident兼CEOであるBrian NeSmith氏

    Blue Coatは、Packeteerの買収により、WAN最適化コントローラの市場において、30%弱の市場シェアとなり、トップクラスのシェアを獲得することとなる。

    Packeteerの買収について、Blue Coat SystemsのPresident兼CEOであるBrian NeSmith氏は、「両社が持つ強みを一体化し、1つの統合化された包括的なソリューションの展開が可能となる。また、マーケットリーダーとなることで、より多くの研究開発を進められるようになるほか、チャネルの強化、高度なテクニカルサポートなどができるようになる」とその効果を強調した。

    同買収により、Blue Coatの注力分野は「セキュアWebゲートウェイ」「WAN最適化」「アプリケーション・パフォーマンスの監視」の3点となる。

    アプリケーション・パフォーマンスの監視については、Packeteerが提供してきた帯域制御装置「PacketShaper」が同買収後も引き続き提供されることで、対応が行われる。同装置を用いることにより、600を超すアプリケーションを監視できるようになるほか、より複雑なアプリケーションの分類ができるようになる。

    アプリケーション・パフォーマンスの監視に対する要求

    NeSmith氏は、「今後もPacketShaperについては投資を行っていく」としており、1000を超すアプリケーションの分類を実現させ、最終的にはWANに流れているトラフィックであれば、PacketShaperを用いることですべて分類し、その性格を捕らえるようにしたいとした。

    WANの最適化としては、Packeteerの有していたトラフィック管理用の機能をBlue Coatのプロキシアプライアンス「Blue Coat ProxySG」に統合することを目指すという。

    すべてのアプリケーションを対象にWAN最適化を実現

    ProxySGは、ストレージの統合やファイルアクセスなどの高速化のみならず、社内で使用されているSSLで暗号化されたアプリケーションの高速化も可能なアプライアンス。ただし、コンテンツやアプリケーションは今後、外部のネットワークを経由して用いられるようになるほか、SNSの活用といった動きが出てくるため、「セキュリティならびに高速化の観点からは、コンテンツを分類し、スパイウェアやマルウェアを想定する機能が重要になってくる」(同)とし、「公のアプリケーションのセキュアかつ高速化が必要になる」(同)とした。

    セキュアWebゲートウェイとしては、マルウェア対策、社員のインターネットへの接続の管理、情報漏えいの対策といったことが求められる。日本においては、地域的特性として、本社とデータセンタが別々にあり、そのデータセンタも統合が進められることから、一元管理におけるボトルネックが発生しやすい。そうしたボトルネックを取り除くためには、直接各拠点からトラフィックを公のインターネットに流すことを認めることが必要だが、そのためには一元管理された状態と同様のセキュリティ、社員の管理、その他の要件を満たす必要があるとした。

    セキュアWebゲートウェイに対する要求

    また、WAN最適化クライアントソフト「Blue Coat ProxyClient」の強化についても言及し、今後は、高速化およびWeb保護機能をリモート・クライアント・コンピュータにまで拡張することを計画しており、コンテンツ保護フィルタの提供などを行っていくとした。

    Blue Coat ProxyClientの概要

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