OKIデータ、タイのプリンタヘッド工場でCO2排出量を330トン削減

    水田享介  [2008/07/07]

    OKIデータは7日、タイのドットプリンタ用印字ヘッドの生産拠点であるOki Precision (Thailand) Co.,Ltd(以下、OPNT)の空調設備に省エネ対策を実施し、消費電力775MWhと330トンのCO2削減に成功したと発表した。同社によると、2007年度は2006年度に比べて電気料金にして年間724万円の削減に成功したという。

    高温多湿の現地において、より効率的な空調管理システムの導入が必要だったという

    同社はタイのチェンマイにおいて、ドットプリンタの印字ヘッドとモータの生産を行っており、1996年のOPNT設立以来、年間200万台のプリンタヘッドとモータを世界各国へ出荷している。そのOPNTでは2006年度にCO2換算で1,768トンにあたる年間4,210Whの電力を使用しており、その大部分は空調に使われていたとしている。高温多湿の現地において、精密機械の大敵である錆や腐食を防ぐために工場内の湿度を常に60%以下に保つ必要があるためだ。

    そこで同社は2007年4月、空調設備全体に新空調コントロールシステムを導入した。従来のシステムでは結露を起こさないよう冷房とヒータを同時に操作して、温度と湿度をコントロールしていたというが、新システムでは、除湿性能を高めて雨季を除き冷房だけが稼働するシステムを構築し、ヒーターに必要だった電力の削減を実現したのだ。同工場では電力以外についても省エネ化を進めており、今後もいっそうの環境負荷低減に努めたいとしている。

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