アドビ システムズは2日、Adobe Readerの最新版「Adobe Reader 9 日本語版」のダウンロードを開始した。Adobe ReaderはPDFの表示、検索、印刷に対応した閲覧ソフト。最新版のAdobe Reader 9はAcrobat 9の最新機能に対応しており、PDF、Microsoft Office文書、動画など複数のファイルを一つにまとめるPDFポートフォリオへの対応やFlashへのネイティブ対応など大幅な機能強化を果たした。起動速度もAdobe Reader 8と比較して約2倍に高速化されているという。

Adobe Reader 9(左)はWebサービス「Acrobat.com」(右)との連携機能も備える

また、Acrobat 9と連携したWebサービス「Acrobat.com」にアクセスし、コラボレーション機能「ConnectNow」やPDF変換機能「Create PDF」を利用することができる。Acrobat.comで提供されているサービスは現在英語版のみで日本語への対応が待ち望まれている。

Adobe Reader 9の対応するOSはWindows 2000/XP/Vista、Mac OS X v10.4.11から10.5.3となっている。