日本航空(以下、JAL)と全日本空輸(以下、ANA)はこのほど、7~8月ダイヤにおける国内線の追加増便を発表した。

増便は、JALが東京-札幌線20便、東京-福岡線2便、沖縄線30便の計52便で、ANAは東京-札幌線4便、東京-神戸線22便、東京-福岡線10便、東京-沖縄線4便の計40便を予定。具体的には、以下の通り。

JAL7月~8月増便運航ダイヤ(6月26日現在)

区間 便名 運航日
東京→札幌 JL4501 6:35 8:05 7/12、13
JL4503 15:25 16:55 7/11~17、20
札幌→東京 JL4502 9:10 10:40 7/12、13
JL4504 18:05 19:35 7/11~17、20
東京→福岡 JL4641 15:25 17:10 7/18
福岡→東京 JL4642 18:00 19:35 7/18
東京→沖縄 JL4691 6:15 8:45 8/1~5、8~12、 8/14、18、19、21
JL4693 16:05 18:35 8/20
沖縄→東京 JL4694 19:35 21:55 8/1~5、8~12、14、8/18~21

ANA7月~8月運航ダイヤ(6月26日現在)

区間 便名 運航日
東京→札幌 ANA971 15:40 17:10 7/13、21
札幌→東京 ANA976 17:50 19:25 7/13、21
東京→神戸 ANA961 20:15 21:30 7/3、4、6、10、11、13、17、18、21、24、25
神戸→東京 ANA962 7:30 8:45 7/7、14、22
ANA964 13:25 14:40 7/4、5、11、12、18、19、25、26
東京→福岡 ANA989 15:25 17:10 7/4、11、18、24、25
福岡→東京 ANA984 17:50 19:25 7/11、18
18:00 19:35 7/4、24、25
沖縄→東京 ANA989 16:05 18:45 8/23、24
東京→沖縄 ANA984 19:35 21:55 8/23、24

今回の増便についてJAL広報部は、「スカイマークの大量の運休を受けて、発着枠が空いたことにより増便することにいたしました。また弊社としても、ハイシーズンに突入いたしますので、需要があることを見込んでの増便となります」と語る。

また、ANA広報部でも「今回のスカイマークの件を受けて、発着枠に余裕ができるのを有効活用できたらと思っています。夏休みでお客様の要望も増えるであろうということで、増便を決定しました」としており、両社ともスカイマークの発着枠が空いたことによる増便を示唆している。それぞれ便について予約・購入は、どちらも受付を開始している。

なおスカイマークでは、機長の退職などによる人員不足を理由に、6月~8月にかけて633便の大量運休が決定した。これにより、東京 - 旭川線、東京 - 新千歳線、東京 - 神戸線、東京 - 福岡線、羽田 - 那覇線、神戸 - 那覇線が影響を受けている。同社では、運休で影響を受ける人数は1万4,600人にのぼるとしており、今後は7月から8月にかけて人員を確保して9月以降は通常ダイヤ運航を目指すとしている。