既存楽曲を使いリミックスの作成や共有が楽しめる実験サービス「Music Mashroom」

ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)は既存の楽曲を使い、誰でも簡単にリミックス曲を作成および公開できる実験サービス「Music Mashroom」を公開した。同サービスは、2007年のソニーCSLオープンハウスでデモ展示が行われたリミックスエンジン「MusicMosaic Generator(MMG)」を利用した音楽リミックス/マッシュアップの実験的サービス。各ユーザーが簡単な操作で自由にリミックス曲を作れるだけでなく、作成したリミックス曲の情報をWebサイトを通じて公開・交換できることが特徴だ。

「Music Mashroom」の概念図。各ユーザーは手元にある楽曲ファイルでリミックスを作成して「レシピ」として公開し、他ユーザーとリミックス情報を共有することが可能

サイトからダウンロードできる音楽リミックスソフト「Hash'n Mash」ではWAVとMP3ファイルの既存楽曲データを複数読み込むことが可能。イントロやAメロ、サビといった各パートをドラッグ&ドロップして配置することで誰でも簡単にリミックス曲を作成できる。 作成したリミックス曲の情報は「レシピ」として保存するが、このレシピは楽曲そのもののデータは含まれず、どのタイミングでどの曲のどの部分を使っているか、といった情報のみが記録されている。そのため著作権を侵さず、リミックスレシピ公開サイトである「Recipe Room」で公開および他ユーザーとの共有が可能となっている。

またHash'n MashではRecipe Roomで公開されているレシピを読み込むことも可能で、この場合は各ユーザーのパソコンにレシピ上で使用されている原曲が保存されていれば再生可能となる。

音楽リミックスソフトの「Hash'n Mash」。公開されているタイムラインメタデータを使い、各曲のイントロやサビといったブロックをドラッグ&ドロップするだけで自然なリミックスを作成できる

ビート位置やコード進行をタイムラインメタデータとして保存する「MetaPong!」

Hash'n Mashでのリミックス作成では曲のビート位置やメロディ構成、コード進行といった情報が必要だが、Music Mashoroomではこれらのデータをタイムラインメタデータと呼ぶ。各楽曲のタイムラインメタデータは「Timeline Metadata Room」でダウンロードできるソフト「MetaPong!」で各ユーザーが自分で作成できる。またTimeline Metadata Roomではユーザーが作成したタイムラインメタデータの登録およびダウンロードすることも可能となっている。公開時点では3000曲以上のタイムラインメタデータが登録されている。