日本HPは25日、無停止型ブレードシステム「HP Integrity NonStop NB50000c BladeSystem」(以下、NB50000c)を発表した。価格は7,875万円から。

HP Integrity NonStop NB50000c BladeSystem

新製品は「HP Integrity NonStopサーバ」が持つ高可用性、高信頼性、高スケーラビリティと、「HP BladeSystem」が持つ高コストパフォーマンス、省スペース、高エネルギー消費効率を組み合わせたもの。これらの特徴を組み合わせることにより、金融、通信、製造、流通分野におけるメインフレーム代替のためのプラットフォームを実現したとしている。

また今回の新製品により、HPは中小規模から大規模なミッションクリティカル分野までをカバーするフルラインアップのブレードシステムを持つことになるという。

NB50000cはCPUにデュアルコア インテル Itanium 9100番台を採用、「HP BladeSystem」の採用により8CPU/16コアを10Uラックマウントサイズのエンクロージャに集積できる。インテルのマルチコア技術とブレードプラットフォームの採用により、従来のノンストップサーバと比べ、約50%の設置面積で2倍の性能を実現するとしている。さらにノンストップサーバの超並列アーキテクチャの採用により、最小2CPUから最大4,080CPUまでシングルシステムとしての運用が可能だ。

システム管理ツールとしてHP BldeSystemで共通のリモート管理機能「HP Integrity Integrated Lights-Out 2(iLO 2)」、サーバ管理機能「HP Systems Insight Manager」、システム全体の管理・監視機能「Onboard Administrator」が利用可能であり、管理コストを削減できるという。

また新しいストレージI/Oサブシステムとして2.5インチ SASディスクを搭載する「HP StorageWorks MSA70」ディスクエンクロージャを採用、省スペース型の新型ネットワークサブシステムの併用により、従来のI/Oサブシステムに比べて約50%のスペース削減が可能としている。さらに、Java 5やWeblogicServer9.2などのエンタープライズJava環境やクラスタ不要で無停止・大規模データベースを実現可能とする「NonStopSQL/MX」などの実装により、ミッションクリティカル型Javaシステムを実現する。