ねじキューピー基本タイプ(472円)

テレビや新聞などで話題となり、入荷のたびに行列ができる限定商品「ねじキューピー」の次回の入荷が8月中旬になることがわかった。「ねじキューピー」は東京・港区虎ノ門のねじ専門店が考案して商品化したもので、昨年9月の発売以来、発案者も首をかしげるほどの人気を集めている。

「ねじキューピー」を販売しているのは、港区のねじ専門店「三和鋲螺」。通常は内装を手がける職人や自動車関係の業者など専門職御用達の店で、一般の人が足を踏み入れることはほとんどないとのこと。そんな専門店の3代目である石井健友さんが「ご当地キューピーが流行っているので、あったらおもしろいかな」と発案したのがネジを身にまとった同商品だったという。

出来上がった「ねじキューピー」に石井さん自身は思い入れがあったものの、「普通に見たら6対4の割合でかわいくないと思われるのでは」と冷静に判断し、1,000個を作成し店先で細々と売るつもりだったという。しかし、なぜか2ヶ月で完売。その後は様々な媒体に取り上げられるようになり、今では入荷のたびに即完売となる人気ぶりとなった。8日にも1,000個を発売したが即日完売し、購入者は男女を問わず、年配の男性も少なくないという。その人気の加熱ぶりには石井さんも「まったく予想外」と戸惑い気味。

「ねじキューピー」には基本タイプのほか、実物のネジを手にした「ねじレンジャー」、装飾をまとった「ねじキラリ」などのシリーズがあるが、これらは同店の手作業によって取り付けられているとのこと。大量生産できないため店頭のみでの販売となり、予約や取り置きは行わないという。

頭に白い蝶ナットが付いた「ねじウイング」(630円) 頭に黒い蝶ナットが付いた『ねじバタフライ』(630円)
ねじホワイト(577円) ねじナット(577円) ねじレッド(577円) ねじイエロー(577円)