米Apple、次期Mac OS X "Snow Leopard"のプレビューをWWDCで公開

 

米Appleは9日(現地時間)、現在米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されている開発者会議のWWDC 08において、Mac OS Xの次世代版にあたる「Snow Leopard」(開発コード名)のプレビュー版を公開した。Snow Leopardは開発コード名が示すように、現行バージョンのMac OS X 10.5(Leopard)に新機能を加えるのではなく、むしろ基本パフォーマンス等の向上を目指したマイナーバージョンアップ的な扱いとなっている点が特徴。同社によれば、今後1年以内での出荷を予定しているという。

「われわれは過去7年間でOS Xに1,000以上もの新機能追加を行ってきており、Snow Leopardには数千以上もの基盤が構築されている。ベストなユーザーエクスペリエンスを提供するたゆまぬ努力のなかで、新機能にはひとまず小休止を置いて、世界で最も先進的なOSをより完璧なものにすることに注力することにした」と米Appleのソフトウェアエンジニアリング部門シニアバイスプレジデントのBertrand Serlet氏はSnow Leopardの狙いを説明する。

Snow Leopardではマルチコア・プロセッサへの最適化が行われており、特に「Grand Central」(開発コード名)と呼ばれる新技術を用いることで開発者がマルチコアのパワーを簡単に引き出すことが可能になるという。また「Open Computing Language」(OpenCL)を用いることで、従来までであればグラフィック専用アプリケーションでしか活用されなかったGPUのプロセッサパワーを、一般的なアプリケーションからも活用することができる。このOpenCLはC言語をベースにしており、オープンな技術として標準化が提唱されている。このほか、64ビットサポートが引き続き強化されるほか、ソフトウェアで利用可能なメモリ空間が最大で16TBまでと、大幅に拡張されている。

標準コンポーネントとしては、最新の音声 / 動画フォーマットをサポートした「QuickTime X」、高速性が売り物のSafariの最新版を搭載する。このほか、Mac OS Xでは初となるMicrosoft Exchange 2007のネイティブサポートを実現。Exchange側のメールボックスと、OS X標準のMail、iCal、Address Bookといったアプリケーションとの同期が可能になった。これにより、企業システムへのMacの導入がより簡単になったといえる。

またWWDC開催直前に噂となっていた「Snow LeopardではIntel-Macのみがサポートされる」という点について、Appleでは現時点で触れていない。今後の続報に期待したい。

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