カルピスをイメージしたというさわやかな衣装で会見に登場した黒川芽以。手話で「恋」を実演

女優・黒川芽以が9日、都内で行われたBS-iのスペシャルドラマ『私の恋と父』(7月7日放送 20:00~20:30)の記者会見に、プロデューサーの丹羽多聞アンドリウと共に出席した。

『私の恋と父』はカルピスにまつわる感動的な実話を元にしたテレビドラマ。昭和49年の日本を舞台に、聴覚障害者の父親と、家族思いの娘の物語が描かれる。このドラマで黒川は、手話で父親(国広富之)と心を通わせる娘の美也子を演じている。

黒川は「大切な家族の絆が描かれたドラマです。私が演じた美也子は、母親のいない家庭で主婦のような役割をこなす、しっかり者の娘です」と挨拶。全編手話で父親と会話するという難しい役に関しては「監督と意見をぶつけ合い役作りをしました。劇中の美也子の髪型も私から提案しました」と語った。また、ドラマの鍵となる手話に関して黒川は「撮影前に、手話の先生について練習しました。普段から身振り手振りで話す事が多いので、手話にはスムーズに入り込めました」と手話習得の裏話を披露した。

このドラマに隠されたもうひとつのテーマが乳酸菌飲料カルピス。プロデューサーの丹羽は「このドラマにも登場する手話の『恋』という言葉は、戦前のカルピスのポスターにあったストローをふたりで飲んでいるマークから出来ているんです」とカルピスと手話の意外な関係を明かした。

カルピスは「初恋の味」とも言われている。自身の初恋に関して黒川は「私の初恋はオレンジカルピス味です。オレンジが好きなので(笑)」とコメント。好みのタイプを訊かれると、「優しい瞳の人が好きです。そんな人が疲れて帰宅したら癒してあげたい」と笑顔を見せた。最後に黒川は「七夕にぴったりの夏らしい、どなたでも楽しめる作品です」と語り会見を終えた。なお、このドラマは、全編字幕付きで放送される。

『私の恋と父』(7月7日放送 20:00~20:30)はBS-iにて放送予定

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