Webブラウザ「Opera」を開発・提供するノルウェーOpera Softwareは、開発中の次期Webブラウザ「Opera 9.5」で米Haute Securityのマルウェア対策技術を組み込むことを発表した。Webに潜む悪意あるソフトウェアからユーザーを保護するという。

正規Webサイトを改ざんしてのマルウェアホスティングなど、Webベースの脅威が急増していることを受けてのもの。Operaはすでに、セキュリティ対策技術として「Opera Fraud Protection」を提供しているが、Hauteとの提携により同社のセキュリティ技術を統合する。

業界最大規模というHauteのマルウェア配信サイト・データベースを利用することで、既知のマルウェア配信サイトを遮断する。また、悪意ある攻撃を引き起こすことを目的としたリンク経由でのダウンロードからもユーザーを保護できるという。

Hauteのマルウェア保護技術を統合したFraud Protectionは、Opera 9.5に搭載される。Operaは4月末にOpera 9.5のベータ2をリリースしている。