ギネス認定された145mの写真を撮影したカメラも--手作りカメラ100点ずらり

    原田のぞみ  [2008/06/06]

    『ギネスブック』認定の長さ145mの「世界一長い写真」(写真中)と撮影に使用したカメラ「360°回転パノラマカメラ」(写真上)で、製作・撮影は山本新一氏(日本カメラ博物館蔵)。写真下は蒸気機関車型カメラ「SLカメラ」で、製作は土`方健介氏(日本カメラ博物館蔵)

    特別展「無ければ創れ! 世界に一台 手作りカメラ展」が、日本カメラ博物館(東京都千代田区)で開催されている。「世界一長い写真」としてギネスブックにも認定された長さ145mの1枚写真と、それを撮影した「360°回転パノラマカメラ」など、製作者が創造した夢のようなカメラがずらりと並ぶ。開催期間は8月31日まで。

    同館で開催した手作りカメラ展は、1995年以来2度目。市販製品には飽き足らず、「自分の作品を撮るカメラは自分で作りたい」「特別な映像を撮るために市販品には無いカメラがほしいから作る」などと考える人たちが集まった「日本手づくりカメラの会」の協力で開催されている。

    展示されているのは、カメラから上の半球を1枚の写真に写すことができる「360°ピンホールパノラマカメラ」(佐藤英昭氏製作)などのカメラ約100点とアクセサリー類約20点、写真作品など。蒸気機関車を模した「SLカメラ」(土`方健介氏製作)は、人物撮影の時に被写体とのコミュニケーションを考えて製作され、フォーカス時は機関車がレールの上を前後するというのが楽しい。江戸時代の店風の形をしたピンホールカメラ「うつしやピンホールカメラ」(小島興氏製作)は、入り口の引き戸の開け閉めがシャッター代わりになっているとは驚かずにはいられない。なかでも見所は「世界一長い写真」(145m×35.6cm)。展示されている写真は、2000年12月18日に愛知県知多郡美浜町で撮影した日本福祉大学付属高等学校「クラブ活動の一日」で、直径36mの環になって並んだ約650人の生徒たちの中心にカメラを置き、12回転させて撮影したという。

    休館日は毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日の火曜)。時間は10:00~17:00。入館料は一般300円、中学生以下無料。

    展示会場には製作者のこだわりが詰まった手作りのカメラ約100点などが並ぶ。「日本手づくりカメラの会」

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