展覧会「ナンシー関 大ハンコ展 見た! 彫った! 書いた! 39年の人生と全仕事」が6月5日より、パルコファクトリー(渋谷パルコ・パート1・6F)で開催される。世界初の消しゴム版画家であり、TVウォッチャーとして多くの名コラムで世間を沸かせたナンシー関が逝去して6年。七回忌に合わせた大回顧展として、生涯に彫り倒し、仕事場に残した全ハンコ5000個強をはじめ、ナンシー関の人生と全仕事を凝縮して展示する。開催期間は6月15日まで。

自画像(c)Nancy Seki

タモリ(c)Nancy Seki

水野晴郎(c)Nancy Seki

会期中に七回忌を迎えるナンシー関(c)永田忠彦

同展は、2002年6月12日逝去したナンシー関と生前に交流のあった人々が結集し、「ぶれなかった勇気ある視線と常に忘れなかったユーモアに感謝し、後世へ伝えよう」と開催する。会場では、消しゴム版画の原画である全ハンコが本邦初公開として集合する。そのほか、コラムニストとして執筆した雑誌などの紙面が一気に俯瞰できるブースや仕事場の再現も目の当たりにできる。ナンシー関の仕事仲間、友人、先輩、"(ナンシー関から)彫られても(彼女が)好きな人"だった有名人たちからのコメントも紹介される。

また、同展に合わせ発売される新刊「ナンシー関 全ハンコ5147」をはじめ、現在発売中のタイトルすべてを販売。同展を記念したトートバッグや限定プリント(版画)なども発売予定だ。会期中無休。時間は10:00~21:00(入場は閉場の30分前まで)。入場料は一般300円、学生200円、小学生以下無料。

会場には消しゴム版画の原画であるハンコ計5000個強が集合する。そのほかコラムニストとして健筆を振るった雑誌等の展示や再現された仕事場などを見ることができる(c)Nancy Seki