韓国のITソリューション企業のインソン情報は1日、同社がカトリック中央医療院とともに設立した合弁会社のC&Iヘルスケアを通じ、オンライン糖尿病管理サービスを開始した。これにより、韓国でオンラインを通じた診察サービスが、本格的に開始されることになった。
インソン情報によると、こうしたサービスが商用化されるのは「韓国国内で初めて」。同社では、今回の商用化に至るまで、約300人を対象に5年間の試験サービスを行ってきた。
今回のサービスは、韓国で「毎年約4万人の患者が発生している」(インソン情報)という、妊娠性糖尿病の患者を対象としている。妊娠性糖尿病は、徹底した管理を行わなければ妊婦と胎児すべてに合併症を起こす可能性があり、危険性も高い。徹底した管理が必要なこの病気を、より効率的に管理する目的で導入されたのが今回のサービスというわけだ。
サービス名は「Care・D Maternity」。サービスを利用するには、まず同サービスのWebサイトに会員登録する必要がある。
血糖値や血圧などは、もちろん専用の機器で測定する必要があるが、インソン情報ではこうした機器をサービス加入者に貸し出しすることとなっている。
ユーザーはCare・D Maternityのサイト上で、血糖、血圧、脂肪の分解物である"ケトン体"などに関する基本的な健康情報のほか、食事量や運動量などの生活情報を、毎日3~4回ずつ記録していくことができる。これらの数値は後で一覧で確認することも可能で、非常に便利だ。
さらにこれらのデータは、C&Iヘルスケアに所属する医師や看護士などの専門管理チームにより、リアルタイムで確認される。アドバイスするべき事柄があれば、Webサイトや携帯電話のメッセージなどを通じて送信される。ユーザーが自身の症状について疑問などがある場合も、Webサイトを通じて尋ねることが可能だ。
また、ユーザーが登録したデータは実際の病院での医務記録と連動しており、Care・D Metarnityサービス利用者が病院を訪れた際に、患者の症状を確認するために医師が利用することもできる。こうしたデータの連動により、ユーザー側も、これまで投与した薬剤や病院で検査を行った記録などを一覧表示にして確認することも可能だ。
C&Iヘルスケアでは新サービスの今後について、「妊娠性糖尿病だけでなく、一般の糖尿病、高血圧、肥満などといった慢性疾患の予防と管理のため、さまざまな管理システムを開発していく」と述べ、サービス拡大を目指していることを明らかにしている。
自宅にいながらでも、基本的な事項に関して医師からのアドバイスを受けられるというのは、妊婦だけでなく老人や体の不自由な人などにも嬉しいサービスといえる。今回の診察サービスは、こうした層への広がりが予想される。
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