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米NVIDIAは6月2日(現地時間)、小型機器向けの新型アプリケーションプロセッサ「NVIDIA Tegra」シリーズ2製品を発表した。これは今週台湾で開催されるComputex Taipeiで正式にお披露目されることになるとみられ、同社Webサイト上ではTegraに関する専用ページがすでに公開されている。
Tegraシリーズは、2008年2月にスペインのバルセロナで開催された「MOBILE WORLD CONGRESS 2008」で同社が発表した「APX 2500」をリファインしたものだとみられる。
APX 2500は携帯機器のコアプロセッサとして動作し、720pのHD動画再生・録画のほか、3D処理機構を備え、Windows Mobileなどのスマートフォン向けOSをコアにリッチなUIを持ったアプリケーション群の動作を可能にする。
今回発表された2製品のうちの1つ「Tegra APX」でもこの特徴をそのまま引き継いでおり、その用途としてWindows Mobile端末のほか、小型ナビゲーション装置のPND(Personal Navigation Device)、携帯デジタルプレイヤー装置などでの利用を想定している。
今回はさらに上位版にあたる「Tegra 600」も用意されており、こちらは携帯インターネット端末やUMPCチックなWindows Mobile端末など、よりサブPC的な機器をターゲットにした製品となっている。
超低消費電力版GeForceをコアに搭載し、1080pクラスのHD動画再生が可能。通常のTVビデオやPCディスプレイ出力のほか、HDMI出力用のインタフェースも備える。低消費電力での動作を重視しており、通常のPCのリッチな実行環境を小型機器上で実現できる点に力を入れている。
Tegra APX/600ともにARMをコアとしており、NVIDIAが得意とするGeForceなどのGPU処理機能を統合、オールインワン型でリッチなアプリケーションが実行できるプロセッサとして端末メーカーへの売り込みを狙う。
ARM互換の低消費電力プロセッサでは米Texas Instruments(TI)をはじめ、韓Samsung Electronicsなど多くのライセンシーが市場に存在しているが、近年ではPCやサーバの世界を席巻した米Intelが「Atom」プロセッサを手に参入してきた。
Atomはx86互換なのが特徴で、既存のPC市場でのアプリケーションやツール、テクニックをそのまま携帯デバイスの世界に持ち込める点が大きなメリットとなる。NVIDIAもまたPC世界のプレイヤーであり、同社は自身が強みとするGPUなどリッチアプリケーションの実行環境に特色を持たせ、この分野へと参入することになる。
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