Safari3より4倍高速、WebKit新JavaScriptエンジン"SquirrelFish"

    後藤大地  [2008/06/02]

    Firefox 3の正式リリースもせまりFirefoxのニュースが日々更新されている。Firefox 3ではJavaScriptの処理性能が向上しているため、その点でも登場が楽しみなプロダクトだが、さらに先のFirefox 4ではJavaScript高速化技術Tamarinが取り込まれるとみられており、本格的なWebアプリケーション時代のプラットフォームになるだろう。

    JavaScript高速化技術の本筋はJITだ。JavaScriptコードを何らかの中間形式に変更し、実行時にJITを使って高速に実行できるコードに変更する。これでJavaScriptを使いながらもネイティブアプリケーションに遜色ない実行速度を実現しようというわけだ。JavaScriptの高速化はFirefoxのみならずほかのWebブラウザでも進められている。そのひとつにWebKitで進められているSquirrelFishがある。

    SquirrelFishはWebKitで開発が進められているJavaScriptエンジン。JavaScriptCoreをバイトコードインタプリタへ書き換えていった成果物だ。2008年3月にはWebKitへのマージが開始されており、まだ開発段階とされながらもすでに優れたパフォーマンスが報告されている。Paste number 61070: Safari 3 vs SquirrelFishの報告によれば、Safari 3と比較した場合、平均で4倍高速になっている。access: nsieveで最大12.6倍、最低でもstring: unpack-codeで1.63倍だ。素晴らしい性能アップといえる。

    Tamarinが取り込まれたFirefoxがリリースされるよりもはやく、SquirrelFishを取り込んだSafariが登場する可能性がある。その場合、Webアプリケーションを高速に実行できるプラットフォームはSafariということにもなりそうだ。Firefox 3、Opera 9.5の登場、SafariでJavaScriptエンジンの採用などJavaScriptをベースとしたWebアプリケーションは今後ますますその市場を広げることになりそうだ。

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