米AOLは28日(現地時間)、米国サンフランシスコで開催中のイベント「Google I/O」にて、同社のSNS「myAOL」をOpenSocialに対応させる意向を表明した。すでにOpenSocialには、旗振り役のGoogle、MySpaceのほか、Yahoo!、mixi、Friendster、LinkedInなど多くのSNSが対応を表明しているが、ポータル最大手のAOLの参加表明は、OpenSocial陣営にとって大きな推進力となりそうだ。

AOLはまず、Google GadgetをmyAOL上で利用可能にするべく、現在作業中だという。そして数カ月以内にOpenSocial仕様のアプリケーション(ガジェット)をmyAOL上で提供開始する予定だ。最終的には「すべてのAOLプロダクトとサービス」をOpenSocialに準拠させるとしている。

AOLのプリンシパルソフトウェアエンジニアであるEric Staats氏は、Google I/Oでのプレゼンテーションで、Google GadgetをmyAOL上で提供することを「OpenSocial参加への最初の重要なステップ」とし、「Google Gadgetの採用で多くのプログラマのアイディアがmyAOL上で実現することになる。それは我々のユーザにとっても良いことだ」と語っている。

Googleは同日、「OpenSocial v0.8」の仕様を確定させている。