シスコ、新アーキテクチャ「Cisco Motion」を発表

    山本善之介  [2008/05/29]

    シスコシステムズは、携帯デバイスやアプリケーション、およびネットワークを統合する新アーキテクチャ「Cisco Motion」を発表した。新アーキテクチャに基づく製品群は7月から順次販売開始する。

    Cisco Motionは以下の特徴を備える。

    ネットワーク統合: 接続方法に関わらず各種デバイスでアプリケーションを利用可能にする
    クライアントデバイスの管理: デバイスを保護し、クライアントを中央で集中的にプロビジョニング(要求に応じたリソースやサービス等の配分)する
    コラボレーション促進: 時間や場所に合わせた適切なメディア選択の支援
    オープンな開発環境: オープンAPIにより、統合アプリケーション/サービスをサポート

    核になるのは「Cisco 3300シリーズ モビリティ サービス エンジン(MSE)」であり、これは有線/無線ネットワークで各種モビリティサービスを統合、サポートするためのオープンAPIを提供するアプライアンスベースのプラットフォームだ。

    Cisco 3300シリーズ

    シスコからMSEに基づく「Cisco Context-Aware Software」「Cisco Adaptive Wireless Intrusion Prevention System (wIPS)」「Cisco Secure Client Manager」「Cisco Mobile Intelligent Roaming」の4製品の提供に加え、ノキアやオラクル、AeroScout、Agito Networks、AiretrakなどIT企業のほか、医療分野のIntelliDOTやJohnson Controls、製造分野のOATSystemsなどがMSEを統合済みか今後の統合を予定しているという。

    Context-Aware Softwareは、Cisco Unified Wireless Network上のセンサー/携帯デバイス/RFIDタグなどからコンテクスト情報を収集。基本的なロケーション追跡にとどまらず、場所や気温、在庫の有無、使用されるアプリケーションなど、資産に関する詳細な情報の収集を可能にする。高度な受信信号強度(RSSI)および到着時間差(TDOA)をサポートしており、厳しいRF環境でも、ロケーションをより正確に把握することができるという。

    Adaptive Wireless IPSは、新しい侵入防御システムで、ワイヤレスの脅威の検出、緩和、脆弱性スキャン、パフォーマンス監視などの機能をワイヤレス ネットワークに統合し、不正なアクセスポイントやクライアント、ワイヤレスのハッキング、デイゼロ脅威などを防げるよう支援する。

    Secure Client Managerは、ワイヤレスネットワーク上の各種携帯デバイスをプロビジョニングする際に、集中的な管理・保護を実現する。

    Mobile Intelligent Roamingは、可用性やリアルタイムのネットワーク情報およびユーザーのロケーション情報などをもとに、デュアルモードの携帯デバイスをWi-Fiネットワークと移動体通信ネットワーク間でシームレスに接続する。

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