Flex 3/IE7描画性能最良、GUIMarkに注目

    後藤大地  [2008/05/28]

    リッチインターネットアプリケーションが毎日使うアプリケーションとして欠かせなくなりつつあり、その複雑さも増している。効率のいい開発を実現するためには適切なツールを選択する必要がある。代表的なものにはFlash、Silverlight、Java、JavaScriptなどがある。

    どの技術を採用するべきか迷うのであれば、GUIMarkのベンチマーク結果をひとつの指標として参考にしてみるといいかもしれない。GUIMarkはUIレンダリングシステムの性能を計測するベンチマークで、複雑な描画処理のパフォーマンス比較を実施するものだ。もともとFlash向けのベンチマークとして開発されたもので、同様のベンチマーク処理はSilverlight、Java、JavaScript/HTMLにも移植されている。今後も移植対象を増やしていきたいとされており、定期的に同サイトのベンチマーク報告をチェックしておくとよさそうだ。

    HTML描画ベンチマークの実行例

    同結果をみる限りでは、Windows XPでFlex 3を動かした場合、もっとも表示がスムーズに高速におこなわれていることになる。またWindows XP/IE7とMac OS X/Safari3を比較した場合、XPの方が優れた描画性能を発揮していることもわかる。このあたりはデバイスドライバやOSの性能も関与してくるためコンポーネントだけの性能とはいえないが、ひとつの指標であることは間違いのないところだろう。現状ではFlex3とJavaScript/HTMLの組み合わせがスムーズな描画を実現するうえで優れた組み合わせということになりそうだ。

    もちろんこれはひとつの指標にすぎないが、描画のスムーズさはそのままユーザエクスペリエンスに結びつきやすく、RIAの評価に影響を与えやすい。ひとつの指標として重要視しておく価値はありそうだ。まだ評価されていない項目もあり、今後の開発が期待される。試験用のソースコードが公開されているため、手元で実際に評価してみるといいだろう。

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