OKIは、手嶋屋が開発したオープンソースのSNSエンジン「OpenPNE(オープンピーネ)」をベースとした企業内SNSシステム「Crossba (クロス場)」を、本日より販売すると発表した。既に「OpenPNE」ベースのSNSを運用している場合でも、移行してアップグレードが可能だという。リリースは8月中旬を予定している。

OKIでは、国内グループ社員の1,750名(2008年4月現在)が参加している社内SNSを運用しており、この経験を活かしOpenPNEをベースに次の3つをポイントに機能拡張を行ったという。

  • 部署やロケーションを超えた社員コミュニケーションの活性化
  • 社内の誰かが持っているノウハウを活かした迅速な問題解決
  • 組織の垣根を越えた、社員間のナレッジ共有によるコラボレーションの促進

具体的には、以下のような機能を備える。

名称 概要
Hotランキング ホットなコンテンツをランキング表示
コミュニティ テーマ別のグループ作成と掲示板機能など
ひとにTag 「その人」についてのタグ付け
プロフィール 自己紹介
マイフレンド フレンド登録
社員DB連携 LDAPを利用した社員DBとの連係機能
紹介トラックバック 「その人」に関する日記リスト自動生成
日記 個人ダイアリー
コミュニティ検索 コミュニティを検索
一網打尽検索 添付ファイルを含む全コンテンツを串刺し検索
FAQ コミュニティのトピックからFAQを生成
専門コミュニティ メンバー限定コミュニティ
全員Q&A SNS全員を対象に質疑応答
日記検索 日記を検索
Information SNS全員を対象に告知
SBS、Wiki連携 ソーシャルブックマークサービス、Wiki機能も持ち各機能間で連携
アイディア共有 アイディアの種を育てる
アンケート アンケート取得集計
ひと検索 キーワードで人を検索
一見さん仲介 「知らない人」への仲介者検索

また、「Crossba」の導入に関連し、「Crossba構築サービス」、「企業内SNS運営コンサルティングサービス」、「企業内SNS管理者教育サービス」などの支援サービスも提供する。

対応OSはRed Hat Enterprise Linuxで、価格は年間サブスクリプションライセンスが90万円(2,000ユーザーまで)となっている。