アビーは、ハイエンドPCケースのフラッグシップモデル「AS Enclosure 950GT」を発表した。発売は5月24日で、価格はオープンプライス。同社アビーストアでの価格は39,980円。カラーラインナップはブラック、シルバーの2色で、ともにアルマイト処理を施している。

アビー「AS Enclosure 950GT」。カラーリングはブラックとシルバー

AS Enclosure 950GTは、フロント面が上から下まで全段5インチベイとなる「フリーレイアウト構造」「5.25インチラダーベイ」を採用。フロントパネルにはパンチングを施すことでエアフローを向上させている。拡張ベイ数は、5インチベイが最大9基、3.5インチ/5インチ共用ベイが1基、3.5インチシャドウベイ4基を備え、これらを組み合わせて使用できる。マザーボードベースはトレー式を採用。対応規格はATXおよびマイクロATX。グラフィックスカードには全長250mmを超えるGeForce 9800 GX2なども搭載可能とされる。

5.25インチラダーベイを採用

冷却では、フロントとリアに12cm(1200rpm)ファン各1基、トップシャシーには18cm(1000rpm)の大型ファンを標準装備。フロントにはさらに12cmファンを追加することが可能だ。また、電源部には「PSUダイレクトクーリングシステム」を採用し、ケース底面のエアホールからフレッシュエアを取り込み、効率的に冷却することが可能だ。そのほか、拡張カードスロット脇には「セカンダリエギゾーストホール」を配置し、別売オプションにて「VGAクーリングファンユニット」「水冷I/Oプレート」を装着可能としている。

上面には大型で低回転の18cmファンを搭載。高い冷却性能と静音を実現する

また、PC内部を覗ける「サイドアクリルプレート」と、青く光る「ブルーイルミネーションファン」を搭載しており、「魅せるPC」を自作可能としている。ケースの主素材はアルミで、これに副素材としてスチールとステンレスを組み合わせている。肉厚のアルミや、「モノコックストラクチャ」の採用など剛性の高さも特徴。

ブルーLEDを採用

フロントインタフェースはUSB2.0×2、IEEE1394、eSATAおよびオーディオ入出力。パワーとHDDのLEDは、目に優しい(同社)という低輝度タイプのブルーLEDを採用している。サイズは480×220×500mm、質量は約7kg。