LSIは15日、DellおよびSeagate Technologyと共同で、6Gbps SAS I/Oスループットとデータインテグリティ(整合性)における相互運用性のデモを実施したことを発表した。

今回の相互運用性の実証では、Dellのプロトタイプ・サーバと、LSIのPCI Express 2.0-6Gbps SAS RAID on Chip(RoC)「SAS2108」および6Gbps SASエキスパンダ「SAS2x36」、Seagateの6Gbpsおよび3Gbps SASと3Gbps SATA HDDが用いられた。

デモでは、直接接続とエキスパンダを通した両方の場合について、6Gbpsの速度でI/Oを実施。リード/ライト比較による立証で、何百万のI/O動作にわたってデータインテグリティ(整合性)を確認、フル帯域幅でのリード/ライトI/Oの実現を実証した。

なお、6Gbps SASで提供される特長と機能としては、EMI放射を低減する拡散スペクトラム・クロッキング、6Gbpsのデータレートでより高信頼性のリンクのための判定帰還型等化(DFE:Decision Feedback Equalization)、標準化されたゾーニング、自己設定エキスパンダなどがある。