日本IBMは、クラスタリング機能とワークロード管理機能を強化し、データ処理能力を従来製品に比べ最大約2.5倍にした、オンライン処理向けデータベース管理ソフトウェア「Informix Dynamic Server V11.5」を発表した。使用料金は10万5,000円から、出荷開始は13日。

新製品は、高可用性クラスターソリューションであるCAF(Continuous Availability Feature)をはじめとするクラスタリング機能と、ワークロード管理機能を強化して特定のノードへの負荷集中を防ぎ、これまでより多くのトランザクション処理が可能になり、処理能力と信頼性を向上。同等の稼働環境で前バージョンと比べて全体の処理能力が最大約2.5倍向上した。

標準装備の管理ツールOAT (Open Admin Tool)でのデータ管理に関わる各種設定をより容易にし、運用管理/監視/運用作業を簡素化した。さらにPHP、Ruby on Railsのサポートに加え、Oracleとの言語互換性を強化しオープンな環境に対応。また、Mac OSにも対応する。

使用料金は以下の通り。

製品名 料金(税込) ユーザー数
Informix Dynamic Server V11.5 Express Edition 10万5,000円 5ユーザー
Informix Dynamic Server V11.5 Workgroup Edition 22万3,125円 5ユーザー
Informix Dynamic Server V11.5 Enterprise Edition 297万9,375円 25ユーザー