米映画制作会社The Weinstein Companyが自社の2億8,500万ドルに上るアジア映画ファンドで黒澤明監督の『七人の侍』(1954)をリメイクすることを発表した、と米Variety電子版が報じている。今年の9月以降にクランク・インし、2009年の公開を目指す。

キャスティングに関しては、米国内はもちろん、ヨーロッッパやアジア圏からも俳優を広く起用する方向。監督は現在、The Weinstein Company内で協議中だという。

同社のアジア映画ファンドでは、ジャッキー・チェンとジェット・リーが初共演する『The Forbidden Kingdom』が4月18日に公開されるほか、ジョン・キューザック主演の『Shanghai』が今冬の封切りに向けて制作が進められている。

最高責任者のハーヴェイ・ワインスタインは「『The Forbidden Kingdom』、『Shanghai』、そして『七人の侍』は、ファンドの立ち上げに理想的な作品だ。この作品たちは、我々が世界的なプラットフォームを世界中の映画制作者たちへ提供しているということをアピールし、アジアをテーマとした高品質なアクション映画を作るための道を切り開くだろう」とコメントしている。