5月31日公開の映画『僕の彼女はサイボーグ』の完成会見が15日、都内で行われ、綾瀬はるか、小出恵介、クァク・ジョエン監督が出席。写真撮影では、"サイボーグ・綾瀬"が小出を軽々と持ち上げた。

華奢なはず? の綾瀬はるかに持ち上げられてしまう小出恵介

人間を軽々と持ち上げてしまうサイボーグが僕の彼女だったら……そんな非現実的なシチュエーションを映像化した同作の設定を再現した演出に小出は「こうなるとは思っていたんだよ~(笑)」と悶絶の表情でコメントしながらもピースサインし、綾瀬も「とっても軽いです!」と笑顔。前代未聞の会見となったが、"サイボーグ綾瀬"の"怪力"ぶりは伝わる会見となった。

同作は、『猟奇的な彼女』(2003年)や『僕の彼女を紹介します』(2004年)などの話題作を手がけたクァク・ジョエン監督の最新作。大学生のジロー(小出)が、過去に一目惚れした女性とそっくりのサイボーグ(綾瀬)との奇妙な共同生活を送るという切ないラブストーリーだ。

綾瀬が演じるサイボーグとはどんなキャラクターなのか。小出は「部屋の中で、彼女の胸をチラ見しようとして殴られるシーンがあったんですけど、ワイヤーを使わずに吹き飛ばされたので怖かった」と語ると、綾瀬は「普段、人を殴る機会がなかいので、楽しかったです(笑)」と大胆な発言を。ただ単に凶暴というわけではなく、キュートな一面も見せるという"彼女"に、戸惑いつつも恋をしていくジロー。さまざまな障害に直面しながら運命のクライマックスを迎えるという。

写真左が山本又一朗プロデューサー、右がクァク・ジョエン監督

「元々、力には自信があるので、全然大丈夫です(笑)」と綾瀬。たくましい限り

パワーをフルに発揮し、ジローのピンチを救う"彼女"

サイボーグなのに涙を流す"彼女"。そのワケとは?

これまでの2作品では、いずれも強い女性を描いてきたクァク・ジョエン監督。今回もパワフルな"彼女"が登場するが「男は純粋な部分が多くあり、女性は強い部分があると思っているんです。自分自身がそういう強い女性に憧れているところもありますね」と語る。また、日本人キャストとの共同作業については「制作に入る前は、キャストの皆さんとうまくコミュニケーションをとれるか不安に感じたこともありましたが、皆さんが頑張って私に付いてきてくれたおかげでいい作品になりました」と自信を見せる。「日韓合作を謳わずに、世界に照準を合わせている」(山本又一朗プロデューサー)という同作は、すでに東南アジア全域での公開も決まっているという。

『僕の彼女はサイボーグ』は、5月31日よりサロンパス ルーブル丸の内ほかにて全国ロードショー。