Paint.NET開発チームは10日 (米国時間)、オープンソースの画像編集ソフト「Paint.net 3.30」正式版をリリースした。サポートされるシステムはWindows XP SP2以降、Windows Server 2003 SP1以降、Windows Server 2008、Windows Vista。動作には、ランタイムライブラリの.NET Framework v2.0以降も必要。

今回のリリースでは、画像ファイルフォーマットのサポートが向上。PNG画像保存時に8ビット (256色) または24ビット (1677万色) の色深度を指定できるようになったほか、BMP画像についても8ビットカラーでの保存が可能になった。PNG / BMP /TGA画像については、保存時に色深度を自動判定し、適切なビット数を設定する機能も追加された。画像処理用のフィルタも強化され、新たに「フラグメント・ブラー」が加えられている。

Paint.NET開発チームは、現在次期メジャーリリースに向け開発を進行中。レイヤーの処理や選択ツールの機能、スクリプトによる操作の記録、新しいブラシシステムの採用、マルチプロセッサシステムへの最適化やメモリ使用の効率化など大幅な機能の見直しが行われるため、現行バージョンのソースコードの大半が書き換えられるとのこと。開発初期版の公開は、2009年前半から中頃に行われる予定。