4日、松下電工は、「AMBILUCE(アンビルーチェ)」シリーズを発表した。ラインナップは円形の「Layer(レイヤー)」が「HFA8451」(white)「HFA8452」(silver)「HFA8453」(natural)の3製品、正方形の「Quadrio(クアドリオ)」が「HFA8142」(dark-brown)「HFA8141」(grain-white)の2製品、長方形の「Recta(レクタ)」が「HFA2675」(natural)「HFA2676」(dark-brown)の2製品となっている。価格は、HFA8451が6万1,950円、HFA8452とHFA8453が6万8,250円、HFA8142とHFA8141が7万9,800円、HFA2675とHFA2676が9万9,750円となっている。

同社では、「HomeArchi(ホームアーキ)」シリーズの照明器具で、多灯化や間接光による部屋の照明演出を提案している。ただしHomeArchiシリーズには、ダウンライトや、ブラケット、ペンダントなど、設置は工事が必要な製品が多く、おもに新築戸建て住宅に向けたシリーズとなっている。

今回発表されたAMBILUCEシリーズは、既存の住宅で間接照明を行うための照明器具。現在設置されているシーリングライトなどと簡単に置き換えることが可能だ。シーリングライトと同じような形状ではあるが、下面は光を遮る素材を採用。上面を解放して、天井や壁などを照射することで間接照明を実現する。

Layerは、円形のフレームに同じく円形のパネルを組み合わせたモデル。天井や壁による間接光に加え、器具内間接光によって、部屋を照らすことが可能だ。HFA8451ではホワイトの、HFA8452ではメタリック系の、HFA8453では木のパネルが組み合わせられる。

Quadrioは、スクエアな木製フレームとシルバーへアライン調パネルの組み合わせ。フレーム部分は、HFA8452ではダークブラウンに、HFA8141では白く塗装されている。

Rectaは器具内間接光を重視したタイプ。長方形の木製のフレームと半透明のシェードが採用されている。フレームは、HFA2675では木の素材感を出したナチュラルカラー、HFA2676ではダークカラーに塗装されている。

なお、LayerとQuadrioは、100型ツインパルックプレミア(電球色)を、Rectaは32形Hf蛍光灯2灯(電球色)(高出力点灯45W×2)を光源として採用している。7製品とも、リモコンによる、10~100%の連続調光も可能だ

なお、AMBILUCEシリーズは、間接照明用の器具であるため、一般的なシーリングライトと比較すると明るさは不足する。そのため、明るさが必要な場合には、主照明だけでなく、補助照明をいくつか設置することになる。同社によると、AMBILUCEシリーズ専用に作られている補助照明用の器具は今のところないので、HomeArchiシリーズのタスクスタンドやフロアスタンドなどと組み合わせて使用してほしいとのことだ。

円形のフレームとパネルを組み合わせた「Layer」

スクエアな木製フレームtパネルを組み合わせた「Quadrio」

長方形の木製フレームを採用したRecta