Firefox史上「最速」のバージョンが登場

Mozilla Foundationは2日 (米国時間)、WebブラウザFirefox次期バージョンの最新β版「Firefox 3.0 Beta 5」をリリースした。対応プラットフォームはWindowsとMac OS X、Linuxの3種。日本語などサポートされる言語ごとに、45種のバイナリパッケージが提供されている。

Firefox 3.0のβ第5版となる今回のリリースでは、3月公開のβ第4版に750箇所以上の改良を実施。安定性の向上とWeb標準準拠を進めたほか、前回のβ版以上の高速化を実現。特にJavaScriptエンジンの最適化が進められた結果、Firefox 2.0系と比較してGoogle MailやZoho OfficeといったWebアプリケーションの処理速度は倍となり、JavaScriptベンチマークのSunSpiderはこれまでリリースされたFirefoxのなかでもっとも高いスコアを記録したという。

ほかにも、アイコンやWebフォームのデザインの改良 (Windows版)、ダウンロード完了の通知などにおけるGrowlのサポート (Mac OS X版)、アイコンやボタン類がネイティブのGTKテーマに対応 (Linux版) するなど、ユーザインターフェイスの改良が進展。新しいブックマーク機能「Places Organizer」のブラッシュアップも進められ、ブックマークやタグ、履歴情報を複数のビューで閲覧 / 整理 / 検索するほか、検索結果をスマートフォルダとして保存できるようになった。