MSNが4月からリニューアル、マリエさんや「夢をかなえるゾウ」著者も応援

マイクロソフトは31日、同社が運営するポータルサイト「MSN」のトップページを4月14日からリニューアルすると発表した。「毎日使いたくなるポータルサイト」をコンセプトにデザインを一新、すでに31日午前零時からβ版を提供している。同社では、リニューアルに合わせ、Webオーディションなどの「Transformキャンペーン」を実施する。

リニューアルの発表会では、同社執行役 常務 オンラインサービス事業部長の笹本裕氏が「今回のリニューアルは新世代のMSNへの第一歩」とあいさつ。その後、同社オンラインサービス事業部 MSNメディアネットワーク エグゼクティブプロデユーサーのショーン・チュー氏が、リニューアルの内容について説明した。

チュー氏は今回のリニューアルについて、「ユーザーリサーチなどを行いながら1年間かけて研究開発を進めてきた成果」と紹介。その上で、リニューアル後のトップページにおいて、「サイトの中で一番見やすいエリアである(A)ゾーンでは、Hotmailやメッセンジャーアイコン、ニュース、天気など毎日使う情報・機能を分かりやすく提供する」と説明。

また、その左隣の(B)ゾーンでは、「MSNユーザーの特徴である、マーケット情報への需要の大きさに対応した株価情報」(チュー氏)、中央下部の(C)ゾーンでは、ビデオクリップスなど「サイトを楽しむためのコンテンツ」(同)を提供する。

チュー氏はさらに、「リニューアルでは広告スペースも一新し、リッチな広告をよりリッチにできるように表現力を高め、広告主にとってもより効果の高いサイトとなっている」(同)と述べた。

同社はリニューアルに合わせ、31日から「MSN リニューアル Transformキャンペーン」を実施。同キャンペーンでは、女性美の祭典「2008 Miss Universe Japan」、同社の動画投稿機能「Soapbox」を活用したアーティスト発掘プロジェクト「帰ってきた! いかすバンド天国2008(仮題)」、4月18日にザ・リッツ・カールトン大阪で開かれるファッションショー「MSN presents OSAKA IMPORT COLLECTION」の各公式サイトをMSN内に設ける。

また、ベストセラー「夢をかなえるゾウ」を原作とした舞台などのオーディションを行うプロジェクト「MSN We舞台」の特設サイトをMSN内に設置。応募者はSoapboxを活用して1分間の自己PR動画を投稿、一般ユーザーによる投票で上位となった応募者は、公開オーディションでさらに絞り込まれた後、12月に東京で行われる舞台「waiting for the sun～夢をかなえるゾウ～」などに出演する権利を得る。

リニューアル発表会では、ファッションショー「OSAKA IMPORT COLLECTION」に出演するモデルのマリエさんと、Webオーディションプロジェクト「MSN We舞台」の総合監修を行う奈良橋陽子氏、ベストセラー「夢をかなえるゾウ」の原作者である水野敬也氏が登場。

マリエさんは、「モデルもいつも変化していかなければならないと思っているので、Transformキャンペーンは非常に共感できる」、奈良橋氏は「自己PR動画で演じる際は、本当の自分らしさを出してほしい」などと話した。

また水野氏は、「このような発表会に出ることができて、自分もついにここまで来たかと感激している。『夢をかなえるゾウ』では、どうやったら成功への一歩を踏み出せるかを書いたが、これまでは敷居が高かったかもしれないオーディションに、Webでの投稿という形でぜひ一歩を踏み出してほしい」と応募者にエールを送った。