スピッツやL'Arc-en-Cielなどの音楽著作権を管理するジャパン・ライツ・クリアランス(以下、JRC)は27日、動画投稿サイトの「YouTube」と国内における包括利用許諾契約を締結したと発表した。これにより、JRCが著作権を管理する楽曲をユーザーが自ら演奏して投稿したり、アーティストがプロモーションにYouTubeを活用したりすることが可能となる。

JRCは、国内の有力アーティストやミュージシャンをマネジメントする音楽プロダクションが中心になって2000年に設立された音楽著作権管理事業会社。スピッツやL'Arc-en-Cielのほか、浜田省吾やMr.Childrenなどの楽曲約5,000曲の管理を行っている。

27日にYouTubeで開設された「デンジャー・クルー・レコーズ・チャンネル」

今回の契約締結により、JRCが著作権を管理する作品のアーティストらが所属するインディーズレーベルのデンジャー・クルー・エンタテインメントの公式チャンネル「デンジャー・クルー・レコーズ・チャンネル」を27日からYouTubeに開設。第1弾として、同レーベル所属アーティストのムック、シド、ギルガメッシュなどのプロモーションビデオを提供する。

また、同じくJRC管理作品のアーティストらが所属するレコード会社、フォーライフミュージックエンタテインメントの公式チャンネルも、YouTube上に4月4日に開設。新譜アイテムを中心にDOUBLE、BENNIE Kなどの最新のプロモーションビデオやライブ映像などの公開を予定している。

さらに、サード・ストーン・フロム・ザ・サン所属のBO-PEEP、バグ・コーポレーション所属のSweet Vacationなどの公式チャンネルも順次開設される予定。