NECは26日、業務システム構築統合ソフトウェア「SystemDirector Enterprise」の新バージョンとなる「SystemDirector Enterprise V4.0」を発表した。価格は、開発環境基本セットが500万円~、実行環境ライセンスが8,000円~。いずれも4月16日からの出荷を予定している。

SystemDirector Enterpriseは、NECグループが培ってきたシステム構築ノウハウを体系化し、企業のシステム開発を総合的に支援するソフトウェア。要件定義から設計、実装、検証まで全工程をシームレスにサポートし、生産性の向上と開発コストの削減を実現する。

同V4.0では、SOA対応の強化として、これまで培ってきた設計・分析手法を標準化、新たなサービス設計手法として提供している。また、日本版SOX法適用後の対応強化として、内部統制文書化支援ツール「iGrafx FlowCharter 2007 SOX+」で作成された業務フロー図をSystemDirector Enterpriseの業務フロー図へ変換する機能が提供されている。

さらに、ソフトウェアの構想から廃棄までの必要な作業項目を包括的に規定している「共通フレーム2007」に準拠、業界標準に則ったシステム開発が可能となった。このほか、携帯電話やPDAなどを利用してできるシステムを構築するためのソフトウェア部品が提供されており、携帯端末で直接アクセスし利用できるシステムの構築を簡素化することができるようになっている。