ソフト開発ベンチャーのアポロ計画は24日、オープンソースのコンテンツマネジメントシステム (CMS) 最新版「Magic3 バージョン1.3.0」を公開した。GPLv3準拠のソースコードは、ホスティングを行うSourceForgeのWebサイト経由で自由にダウンロード可能。

今回のリリースは、2007年9月に公開されたバージョン1.0のアップデートという位置付け。Magic3の土台部分であるMagic3フレームワークを拡張、携帯電話に最適化した画面表示が可能になり、1台のサーバでPC / 携帯サイトの両方を運営できるようになった。ブラウザ上でのユーザ定義のテーブル設計 / 構築機能の実装をほぼ完了したほか、新たに「お知らせ」ウィジェットも追加されている。今後のバージョンでは、ブラウザ上での簡易ウィジェット作成機能や、携帯サイト用ウィジェットの追加が計画されている。

Magic3は、いわゆるAMP (Apache / MySQL / PHP) 環境に構築される汎用のCMS。Eコマース (ネットショップ) やブログ、掲示板システムへの活用を念頭にデザインされ、「ウィジェット」と呼ばれるモジュールを操作することにより、Webサイトにさまざまな機能を追加していくことが可能。デザインテンプレートは、世界中に多くのユーザを擁するオープンソースのCMS「Joomla!」と互換性があり、Joomla!用の数千種類にもおよぶテンプレートを活用できる。