ソニー、IPテレビサービス「branco」発表会を開催

南謙治  [2008/03/17]

既報の通り、ソニーマーケティングは、専用ソフトウェアを使って、映画やドラマ、アニメをフレッツ光経由で動画配信するIPテレビサービス「branco(ブランコ)」を3月31日の正午から開始する。「デスクトップに貼るテレビ」をコンセプトに、高画質動画コンテンツを24時間、365日配信。サービス開始時には6つのチャンネルが提供され、無料で利用できる。Video on Demand型と違い、番組表を使ったプログラム配信型の映像サービスとなる。ソフトウェアの配布は3月17日から、番組表は3月24日から公開される。

会見では、ソニーマーケティング インテグレーテッドビジネス推進部 チーフプロジェクトマネージャーの柿沼英彦氏が「branco」についての概要を説明。FTTH回線が2007年9月末時点で1,052万契約まで普及し、従来情報やオークションなどの実生活に結びついたサービスが中心だったが、音楽、ビデオ、テレビなどエンタテインメントをはじめとしたメディアへと進化していくとした。その先駆けとして登場したのが「branco」になる。

新技術PPoSを使うことで、視聴者の属性にあわせた広告が配信できる

ビジネスモデルは広告収入。新技術PPoS(ピーポス、Personalization Program over Streaming)を導入することで、視聴者の属性にあわせた広告動画(コンテンツ)を配信可能。この広告動画は、配信番組の切れ間に提供することになる。番組自体は、IPv6のMulticastでコンテンツサーバーから配信されているが、広告動画はパソコンからIPv4で顧客管理サーバーにアクセスし、その情報を元に差換コンテンツサーバーからパソコンのHDD内にコンテンツを蓄積。これにより同じ番組でも、20代女性は化粧品のCM、40代男性は液晶テレビのCMといったように、視聴者にあわせた広告動画を提供できるようになっている。

チャット画面。番組に関する完走などをリアルタイムに表示できる。新しいコミュニケーションツールとしても利用可能

3種類の視聴スタイルとしては、フルスクリーン、チャットしながらの視聴、小さな画面で仕事をしながら“ながら見"を想定。番組自体の録画はできないが、視聴予約機能、レコメンド機能「あなぴた」付き。視聴予約では、番組の開始時間になると、「branco」起動中ならチャンネルが変わり、起動していない場合はアラートが表示される。「あなぴた」では、ソニーが開発したパーソナライゼーションエンジン「Voyager Engine」を利用して、属性や視聴履歴、予約履歴などからおススメの番組をレコメンドしてくれる。

動画形式は、WMV(Windows Media Video)を利用(H.264)。2~3.8Mbpsで配信され、DVDソフトクラスの高画質を実現している。また、NTTのIPマルチキャスト網を利用することで、フレッツ光を対象にしたサービスとなっている。

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