NeoOfficeプロジェクトは17日、Mac OS X用オフィススイートの最新版「NeoOffice 2.2.3」をリリースした。対象システムはMac OS X 10.3以降、CPUアーキテクチャ別に提供されるバイナリパッケージと日本語を含む57種のランゲージパックは、同プロジェクトのWebサイトから無償ダウンロード可能。

前バージョンに続き、コードベースに2007年6月公開のOpenOffice.org 2.2.1を採用した今回のリリースでは、MS-Officeとの互換性が向上。Microsoftが支援するオープンソースプロジェクト「OpenXML/ODF Translator Add-ins for Office」の成果を採用、MS-Office 2007収録のWord / Excel / PowerPointのファイルの大半を開くことが可能となった。Novell版OpenOffice.orgの成果も取り入れた結果、Excel VBAの多くの機能もサポートされた。

NeoOffice独自の機能も追加、Mac OS X 10.4以降で実行する場合にはQuickTimeビデオの再生がサポートされた。デジタルカメラやスキャナなど、Mac OS X標準装備のアプリケーション「イメージキャプチャ」が対応するデバイスから直接画像を取り込むことも可能になった。OSのスペルチェック機能 (Leopardのみ) のサポートや、文書を開いていないときにもメニューが表示されるようになるなどの改良も行われている。