これまでクオリティの高い数々の名作ドラマを世に送り出してきたWOWOWが初の連続ドラマを制作することになった。その第1弾となる『パンドラ』(4月6日放送スタート 毎週日曜 22:00~ 全8話)の制作発表が14日、都内で行われ、出演者の三上博史、柳葉敏郎、小西真奈美、國村隼らが出席した。
同作の脚本を手掛けるのは『白い巨塔』(2003年)や『14才の母』(2006年)など数多くの話題作を描いてきた井上由美子。「見どころは2つ。人間にとって素晴らしいモノが発見されたのにパニックになってしまうシミュレーションドラマであるということと、キャストの演技合戦」と語る。また監督の河毛俊作はフジテレビ所属。新旧の実力派俳優をそろえた制作サイドがキャスティングだけでなく、スタッフにもこだわりをみせていることがうかがえる。
主人公の鈴木秀樹(三上)が開発したのは人類の悲願ともいうべきがんの特効薬。だが、功績の横取りを画策する同僚や上司、利権をかぎつける製薬会社など、さまざまな思惑が絡み合い物語は意外な方向に展開していく。そして、偶然に鈴木と知り合う刑事・的場真一役を柳葉が好演。「本当に1人1人のキャラクターが立体的に描かれていて、すぐに引き込まれてしまいました。ただ1話から冴えない男が突然、がんの特効薬を見つけるので、すごくハイテンションなんです」と三上は台本を読んだ感想を。一方、柳葉は「井上先生とは何本かお仕事を一緒にさせていただいてますが、僕の性格や表現の仕方がすでに折り込まれています」と、この役は自分にしかできないと大アピール。
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「どこまでやればいいんだろうという感じだったので、少し不安はありましたね」と三上 |
「清潔感を出しちゃいけないのでテレビから加齢臭があるように伝われば(笑)」と会場を笑わせた柳葉 |
そんな2人は『君の瞳をタイホする!』(1988年)以来、実に20年ぶりの共演となる。「20年たってまた一緒にできるのは本当にうれしい。いつのまにか2人とも加齢臭のする年齢ですが(笑)」という三上に柳葉も「当時、トレンディドラマというのもある意味、冒険でした。新しい形に挑戦するという意味では、このドラマも一緒。また2人で共演できる幸せを踏みしめ、頑張りたいですね」と語った。
「CMの制限がないので、純粋に起承転結に専念できました」と井上が言うように、同作はCMが一切、入らない。それゆえ地上波のドラマと一線を画した作品作りを可能にしているという。さらに第1話は無料放送が決定。じっくりとドラマを味わいたい人にはうってつけの作品かもしれない。
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