平山郁夫氏の作品とともにシルクロードのガラス250点を紹介

    原田のぞみ  [2008/03/13]

    古代からローマ時代やイスラム時代にまで亘るガラスの歴史を、シルクロードのガラス約250点を通して紹介する。写真はゴールドバンド装飾瓶(紀元前後、イタリア)

    開館30周年記念特別展「平山郁夫シルクロード美術館蔵『平山郁夫とシルクロードのガラス』展」が3月15日より、東京都豊島区のサンシャインシティにある古代オリエント博物館で開かれる。同博物館設立当初からの理事である画家、平山郁夫氏の作品とともに「平山郁夫シルクロード美術館」(山梨県北杜市)の蔵品であるシルクロードのガラス約250点を紹介する。開催期間は5月11日まで。

    広島県瀬戸田町生まれの平山氏は、1945年の夏、広島での被爆体験がきっかけとなり、「平和を祈る心」を仏教伝来の道シルクロードに重ね合わせ、1968年以来「シルクロードシリーズ」を描き続けている。

    同展では古代メソポタミアのガラス首飾りやゴールドバンド装飾瓶、ローマ時代の鋳造ガラス碗などが並ぶ。自由な造形や美しい色彩、輝き、透明感などで、時代や地域を問わず人々を魅了してきたガラスと一緒に、特別出品として平山氏の素描画11点も展示される。ガラスはラピスラズリやトルコ石などの貴石の代用品として利用され始め、香油入れや酒器として珍重されてきた。高価な交易品としてシルクロードの東西を行き交い、中国、そして日本の正倉院にまで運ばれているという。ガラスの歴史を古代からローマ時代やイスラム時代にまで亘り、技法、用途、製品の流通まで様々なエピソードを交えて紹介する。

    平山郁夫シルクロード美術館蔵「平山郁夫とシルクロードのガラス」展
    会場 : 古代オリエント博物館
    会期 : 3月15(土)~5月11日(土)
    時間 : 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)
    料金 : 一般800円 / 大・高生500円 / 中・小生300円
    休館日 : 会期中無休

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